2024/02/16 洗濯機
洗濯を終えて浴室乾燥機にセットするまで毎晩1時間超…
自宅の洗濯機(2010年頃製の縦型)が故障して、水道管からの給水ができなくなった。
さて、当面の洗濯物をどうしたものか妻と相談していたところ、水道管ではなく、給水ホースを使用して風呂水を吸水して洗濯する方法(以下「本件洗濯方法」という。)があることを思い出した。
この風呂水を使用した本件洗濯方法は、節水にもなるので、結婚当初はもっぱら私の希望で我が家でも取り入れられていたのだが、家族全員が風呂に入った後の汚れた水を洗濯へ使用することになるので不衛生だという理由で妻は反対しており、子どもの幼少期(「幼子の肌が荒れる!」)やコロナ禍(「感染する!」)を経て全く取り入れられることはなくなっていた。
しかし、今般、背に腹は代えられぬということで、満を持して本件洗濯方法が復活したわけである。もちろん、この状況下でも妻の強い抵抗に遭ったことは言うまでもなく、「風呂水ワンダー」という風呂水清浄剤を投入した後の風呂水を使用することで決着を見た。
だが、それでも問題が解決したわけではない。
ご存知のとおり、全自動洗濯機を使用した洗濯は、「洗い」「すすぎ」「脱水」という3工程を経るわけであるが、我が家の洗濯機は「すすぎ」を2回行うところ、本件洗濯方法でも2回目の「すすぎ」は風呂水ではなく通常の水道水を使用することになっている。
しかし、上記のとおり、現在、我が家の洗濯機は、故障により水道管からの給水ができないので、本件洗濯方法を採ったとしても「すすぎの2回目」でストップしてしまうのである。
そこで、私は夜な夜な、本件洗濯方法による洗濯を開始し、「洗い」を終え「すすぎ」の1回目を終えた後に洗濯機の電源を切る。そして、改めて電源を入れて、「すすぎの2回目」を飛ばし、新たに「脱水」から再開するのである。この「脱水」も厄介で、我が家の洗濯機は、脱水中に洗濯物が片寄るとそれを解消するために「すすぎ」の工程に戻るのだが、この「すすぎ」では風呂水ではなく水道管の水を使用するため、故障中の我が家の洗濯機では対応できず、こうなった場合には、私はまた洗濯機の電源を切って、洗濯物の片寄りを自ら直したり、洗濯物の一部を洗濯機から出したりして、洗濯機の中身を調整して、再度電源を入れて「脱水」から再開するのである…そう、以上の工程は、まさに全自動洗濯機が普及する前、昭和50年代に使用されていた「二層式洗濯機」を使用した場合の洗濯とほぼ同じ行程を辿っているということに私は気付いたのである!!(「二層式洗濯機」をご存知ない若い方は是非調べてみて下さい。)。
こうして、昭和ノスタルジックにも触れながら、私の夜は今夜も更けていくのであった。