2024/04/15 モノゴトにはすべて理由がある。
地球最大の決戦
紛争の端緒となる人間の行動には必ず「理由」がある。依頼者であれ,相手方であれ,どうしてそのような発言をし,そのような行動に出たのか,必ず理由なり動機がある。そうなることが目に見えるような最近の出来事の場合もあるし,遠い昔の,しかも,ごくごく些細な行き違いであったりもする。それを解題することが紛争の本当の理由に迫ることになり,それを氷解することが紛争の解決に繋がることとなる。
4月下旬頃から,我がゴジラは三たびキングコングと相まみえることになるようだ。
どうしてゴジラはこれほどまでにキングコングと戦うのであろうか。
時は少し前に戻り,事務所近傍に巨大なゴジラの胸像が展示されていたころ,そのあたりを散歩しながらの会話。
私「「ゴジラ-1.0」もいいけど,やっぱ,怪獣同士のバトルが見たいよなぁ」
子「そうだね」
私「でも,たいがいの相手とは戦っちゃったしなぁ」
子「そうだね」
私「今さら「コモノ」とは戦えないしな。それに「新怪獣」はたいていダサいしなぁ」
子「まあね」
私「そうすると,あと残っているとすれば…」
子「なに」
私「そりゃ,ガメラしかいないだろ」
子「ガメラ!?」
私「ガメラならだれも文句言わんじゃろ。地球の守護神だぜ」
子「そうかなぁ」
私「そりゃそうだろ。日本が産んだ怪獣の二大巨頭だし」
子「ふうん」
私「今までは所属団体が違ったから戦えなかったけど。ババVSイノキみたいな…」
子「へえ,そうなんだ」
私「だいたいが,キングコングなんかと戦わせたのが間違いなんだよな」
子「……」
私「キングコングなんて「外タレ」じゃんかよ。ええ」
子「…………」
私「外タレに頼るっていう根性がだめなんだよ」
子「………………」
私「それによく考えりゃ,ただの猿じゃねえか」
子「……………………」
私「でかい猿と戦ってどうすんだよ,でかい猿と」
子「…………………………」
私「バナナでも食わせときゃいいんだよ,バナナ」
子「………………………………」
私「でかい猿なんかと戦わされるゴジラの悲しさがわかるか,お前」
子「でも」
私「なんだよ」
子「ガメラは,でかい亀だからなぁ」
私「………………………………………」
嗚呼,ゴジラがコングと戦う理由は,でかい亀より,猿の方がマシだからなのであろうか…。 ガメラよ,早く来い。