2021/10/17 進撃の燕
28歳の若手
皆さん野球はお好きだろうか。東京オリンピックで日本が野球で金メダルを獲ったのが記憶に新しく,自粛生活の中でテレビの前で応援した人も多いのではないか。
私は自分でプレイするのはあまり得意ではないものの,野球観戦は好きで,時折球場にも足を運んでいる。
東京出身の私は,特にヤクルトスワローズを応援しているのだが,2年連続で最下位であった去年とは打って変わって,今日(※10月14日)時点で優勝へのマジックナンバーが8となり,去年よりもスマホのアプリで野球の速報を見てヤクルトの活躍を確認することが増えている気がする。
このような快進撃を続けている今年のヤクルトの強さを見てみようと思う。
【打撃陣】
去年のチームの打撃成績はリーグワーストであったが,今年はチーム打率がリーグ3位,得点数トップとなっているとともにチームの出塁率もトップとなっている。
山田哲人、村上宗隆、青木宣親という中軸に加えて,1番に今季サイクルヒットを達成した若手の塩見泰隆が定着し,オスナ・サンタナの助っ人外国人も安定した成績を残している。捕手の中村悠平も高い打率を維持している。
しっかりと塁に出て,長打も打てる,シーズンを通して打順の入れ替わりも少なく,今年は安定した打線となっている。
【投手陣】
ヤクルトは毎年投手力が課題といわれており,もちろん去年のチーム防御率は圧倒的なリーグワーストであったが,今年のチーム防御率はリーグ2位,詳細な指標を見ると奪三振率が高く与四球割合が低くなっている。余分な四球を出さず,しっかり三振も取れるこちらも安定した投手成績となっている。
ずば抜けたエースはいないものの,先発陣は小川泰弘と2年目の奥川恭伸が安定した防御率で9勝を挙げている。また,リリーフ陣も45ホールドの清水昇,防御率2.16,27ホールドの今野龍太,抑えで29セーブのマクガフと,総合力の高さがうかがえる成績となっている。
このように改めてヤクルトの今年の成績を見ると,ベテランの青木や中堅の小川,山田といった選手の活躍があるとともに,21歳の村上,20歳の奥川,24歳で先発陣の一角と担う高橋奎二といった若手の活躍もチームの強さにつながっているのではないかと私なりに分析するところである。
一応この業界に入って2年目の若手の私も,ヤクルトの若手の活躍を見習って活躍していきたい。