弁護士法人 小野総合法律事務所 ONO SOGO LEGAL PROFESSION CORPORATION

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2018/02/19 「働き方改革」

登山はじめました

今国会の注目議題である働き方改革ですが、なんだか雲行きが怪しくなってきましたね。

選択できるということは豊かさの表れだと思いますので、働きたいように働くというコンセプト自体は歓迎しています。






ただ、私はそういった制度を変える以前に、職場の意識改革が重要だと思っています。

例えば、インターネットで検索をすれば、「昼間職場で眠くなって悩んでいる」といったたぐいの質問や記事が多数あるのに、たいていの回答や記事は職場で昼寝ができる雰囲気がないということが前提になっています。

午後に襲ってくる眠気の原因については、食事により副交感神経が優位になりリラックスしてしまうだとか、もともと人間は午後2時ごろに眠くなるような体内時計ができているだとか諸説あるようですが、それはさておき私の経験上、寝てしまうこと以上に適切な眠気への対応策はありません。

20分程度熟睡すると、なんだか頭にたまっていた疲れが取れるような気がしますし、うまく目覚められれば(失敗することもありますが)その後は夕方まで適度な集中力を保つことができます。

そうであるのに、昼寝をすることができない雰囲気を職場が作り上げ、必死に眠気と闘いながら作業をせざるを得ないようにしてしまうのは、きわめて非効率的だと思います。

一日に3回から4回、4分から5分のたばこ休憩が許されるなら、15分から20分のお昼寝休みも許されてしかるべきでしょう。

あるいは、始業を30分早くして、もしくは終業を30分遅くして、その代わりに午後好きな時間に30分のお昼寝休憩をとれる制度にしてもよい。

喫煙所があるのと同様に、その対角に集中して眠れるようなお昼寝場所を作るのもよいことだと思います。

企業には、午睡を許容する姿勢を見せてほしい。

その余裕を作るための弁護士としてのサポートは熱意をもってやらせていただきます。





と、どこまで本気でどこからが冗談なのか分からないといわれそうなので、この辺りで止めておきます。





個々の能力を有効に発揮できる場を作り、それを適切に組み合わせて組織力を上げ、個人の自己実現と組織の発展を目指す、と抽象的には誰もがうなずくであろう目標を掲げるのは簡単ですが、具体的にどのような方法をとるのか、それが労働者の実感と合致しているのか、じっくり国会で議論してもらいたいと思います。まぁ、どうなることやら。





なお、私自身は国会の行方よりも南海キャンディーズの山里さんが購入した1時間寝ただけで5時間寝たのと同じ効果をもたらすという睡眠マシンの方が気になっています。