弁護士法人 小野総合法律事務所 ONO SOGO LEGAL PROFESSION CORPORATION

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2015/01/18 脳の活用

踊る自由人

  最近、若い弁護士と話していて、「どんな仕事をやりたいか」という趣旨の質問をした際、「○○は、うちの事務所ではできないから・・・」と話し始めた人が複数名いた。最近の若い人の傾向だろうか?

  どうして、やりたいことについて、「できるかできないか」ではなく、「どうすればできるか」という発想にならないのだろうかと思う。


  脳は、意識に上っているいくつかの欲求の中で、一つの欲求を止めようとすると、別の欲求も影響を受けて止まってしまうそうで、「最近、やる気がでないな・・・」というときは、実は、ある一つの我慢が原因になっていることがあるそうだ。

  自分自身のことをさかのぼって考えると、司法試験の択一試験に初めて合格した際、2か月後に控えた論文試験についてまだ勉強が十分でなかったことから、酒、麻雀、××を断つという3つの誓いを立て、勉強に専念しようとしたが、どうも今一つ身が入らなかった。これはよくないと考え、翌年、翌々年は、機会があれば遊びの予定も入れるようにし、その分、それ以外の時間をより集中して勉強するよう努めた。これが功を奏したのか(?)、翌々年最終合格に至った。知らず知らずのうちに、試行錯誤で、脳科学的に適切な対応をとったようである。

  また、自らの心身の健康を保つための一つとして、ストレスをためないことが大事と考え、「ストレスは解消できるものではなくそもそもなるべくためないようにするのが大事」と聞いたことがあるので、そのために、なるべく「やりたいことはやる、やりたくないことはやらない」をモットーにしている。これも脳を活用とするという観点からはよい方向性のようだ。

  もっとも、これだけではだめであり、欲求をうまくコントロールし、よい方向に持って行くということも大事である。

  身近なある者は、「自己満足」、「自分勝手」と否定的な評価をするが、他人の目を気にし過ぎて萎縮するよりはよいのではなかろうか。


  脳は、年をとると場所によっては委縮するが、死ぬまで成長する場所もあるそうで、実行力や判断力を司る超前頭野と呼ばれる場所は、50代を過ぎて成長のピークを迎え、85歳以上の高齢者でも、元気な人にはあまり萎縮が見られないそうだ。この超前頭野が活発に働く人は、ストレスに強い耐性があるそうだ。

  日本全国で100歳以上の高齢者が約5万8000人にもなったそうで、その約87パーセントが女性だそうだ。その男女差の理由として、高齢の男性は家に閉じこもりがちだが、女性は高齢でも、新しい習い事を始めたり、舞台を見に行ったり、友達と旅行に行ったり、新しい欲求を求める傾向が強いからではないかという意見もある。

  毎日、慣れていることばかり繰り返す生活を送っていると、脳が自動化し、脳に新たな刺激を与えることができにくくなり、新たな欲求も生まれにくいそうだ。

  例えば、普段あまり話さない人と話してみたり、いつもと違うルートで通勤してみたりするだけでも、脳の普段使っていない場所の刺激になるそうであり、その気になれば、やり方は色々ある。その具体的なやり方を色々書いている本も出版されている。

  私の趣味のペアダンスは、必然的に様々な人と会話することになり、その他諸々、脳の普段あまり使っていない場所を刺激し、脳の自動化から脱することや、アンチエイジング等にも極めて有効なように思う。


  職業柄、また、いつまでも若く健康でいるため、これからもより一層、脳の色々な場所を刺激し、周りに流されず自分の本当の欲求を見つけ、また、欲求を適切にコントロールするということに努め、脳の活用を図っていきたい。