2024/12/17 言い間違え
蕎麦屋の風鈴
4歳2か月になる我が家の次男は、最近すっかり会話が上達して、これまでの幼児語や言い間違えがだいぶ少なくなってきました。
親としては、そろそろ言うことが生意気になり、可愛げがなくなってくる頃なので(長男のときに学習済み)、無邪気な我が子とのおしゃべりを楽しめる時期ももう僅かだと思うと、言い間違えも名残惜しく思えてきます。
私などは、以前、例えば次男が蜜柑のことを「ぴかん」と言うと、「違うよ『みかん』だよ」と訂正していたのに、この頃は次男が「みかん」と言おうものなら、「『ぴかん』でしょ?『ぴかん』だよ。『ぴかん』って言おうね」と言い間違えを強制するという、甚だ身勝手な行為に及んでいます。
それにしても、我が家の子供達には数々の言い間違えや、何だかよく分からない謎の言葉がたくさんあったはずなのですが、今となってはほとんど記憶に残っていません。
メモをとっておけば良かったと半ば本気で後悔するのですが、このまま何も残さないでおくと本当に全て忘れてしまいそうなので、私が気に入っている次男の名言(迷言)をいくつか記しておこうと思います。
【ぱぺゆ】
「パパやって」「パパ手伝って」の意味です。例えば、私「おもちゃかたづけなさい」→次男「ぱぺゆ」→私「自分でやりなさい」、という感じです。なお「ママやって」の場合は、「ぱぺゆ」が「まめゆ」に変化します。
【わ】
「ごちそうさま」「おなかいっぱい」という意味を、次男はこの一文字で表現します。食事の席で、私「まだ食べる?」→次男「わ」、という具合です。なぜ「わ」なのか。謎です。
【ぺーぺーち】
「歯みがき」「歯ブラシ」の意味です。次男が「ぺーぺーち、する」と言い出した時、何を言っているのか心底分かりませんでした。なぜ「ぺーぺーち」なのか。「はみがき」「はぶらし」とは一文字も合ってないのに。永遠の謎です。
ところで、これは言い間違えではないのですが、少し前に、幼稚園で「かえるのうた」を習ってきた次男が、「けろけろけろけろくぁっくぁっくぁー」のところを、「けおけおけおけお…」と歌っているのを聞いて、思わず笑ってしまいました。
どうやら「けろけろ」の発音がその時の次男にはできなかったようなのですが、あっという間に「けろけろ」と歌えるようになって、ちょっとガッカリしました(ちなみに、「輪唱」しようとして、私が次男に続いて「かえるのうたが…」と歌い出すと、邪魔されたと思うのか、「パパ歌わないで!」とすごい剣幕で怒られます。そういう歌なのに…)。 月並みですが、子供の成長はうれしいけれど、いつまでも今のままでいて欲しいとも思う、今日この頃です。