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2021/05/17 連休中に観た映画

レゴ

  GWの連休中、アマゾンプライムで「ある戦争」「アルマジロ」という二本のデンマーク映画を観ました。どちらもデンマーク軍のアフガニスタン駐留をテーマにしたものですが(「アルマジロ」はドキュメンタリー)、これらを観るまで、私は、正直なところ、デンマークという北欧の国とアフガニスタンとを関連付けて考えたことがありませんでした。



  「アルマジロ」のホームページによれば、デンマークは、アフガニスタンの国際治安支援部隊(ISAF)に約720名を派兵し(2012年7月現在)、派遣国のうち人口比最大とされる42名の死者(同年4月現在)を出しつつ、国民の幅広い支持の下、人権(特に女性の権利等)・民主化、行政改革等を重点分野としてアフガニスタン支援を実施しているとのことでした(ちなみに、私はこれを機会に学習したのですが、ISAFの参加国にはデンマーク以外の北欧諸国も多数含まれています。)。



  上記は「アルマジロ」の制作当時のものですが、現在、アフガニスタンに関しては、米国の駐留軍の撤収が本年9月11日に完了する予定で進行する中、アフガン政府とタリバンとの和平協議が開始されたものの、その先行きは極めて不安視されています。



  国内の治安も相当悪化しているようで、アフガニスタンでの爆発事件は連日のように報道されていますが、中でも、5月8日に首都の女子学校の付近で爆発があり、女子生徒ら60人以上が死亡したというニュースには、特に衝撃を覚えました(タリバンは関与を否定しているとのことですが、タリバンが女子教育を否定していることは周知の事実です。)。



  この連休中、デンマーク映画をきっかけに、アフガニスタンのことを考えた次第です。