2016/04/16 「中小企業サポート」
お助けマン
今年度から,中小企業法律支援センター(以下「センター」といいます。)という組織の委員になりました。
私が所属しているセンターとは,東京弁護士会が設立した団体であり,中小企業の法的支援活動を行うことを目的としています。
センターが作成しているパンフレットによれば,センターには次のような特徴があると記載されています。
1 コンシェルジュ弁護士の配置
『相談窓口にコンシェルジュ弁護士を配置し,コンシェルジュ弁護士が事業者の皆様から直接相談事項を聴取し,当該案件にふさわしい精通弁護士を紹介します。』
2 各分野に精通した弁護士の紹介
『1)事業再生分野,2)事業承継分野,3)起業,海外展開・国際取引,知的所有権,反社会的勢力の排除,労使問題等の事業成長分野,4)コンプライアンス・内部統制に関する分野,5)契約書の作成・チェック,債権回収,訴訟対応などの法律分野全般について,それぞれ精通する弁護士の紹介が可能です。』
日ごろから弁護士とあまり接点がない事業者の方にとっては,突如,弁護士に相談する必要が生じた際,どの弁護士に相談すれば良いのか分かりにくいことから,案件に応じて適任な弁護士を紹介してもらえるこのようなサービスは非常に便利なものといえるでしょう。
実際に,センターを立ち上げた当初に比べ,センターへの相談件数は増加しているそうです。
センターは,他士業や関係諸団体との連携も進めていることから,センターに所属している弁護士にとっても,人脈形成や自己研鑽の機会を得ることができるように思います。
まだ委員になったばかりですが,センターひいては事業者の方の力になれるよう,微力ながら頑張りたいと思う次第です。