2019/01/15 「私、生まれも育ちも東京葛飾柴又…」
生まれも育ちも柴又ではない
世の中「人手不足」であるらしい。労働人口の減少に対応するべく(また、社会保障費を抑制すべく)、従来であれば高齢者と括られていた人々を「人生100年時代である」、「もはや70歳は高齢者ではない」などと喧伝して(実際に諸制度もそれに合わせて)働かせ、出産を経る女性を「もはや専業主婦など高望みである」、「女性が活躍できる社会へ」などと喧伝して(同じく実際に諸制度もそれに合わせて)働かせ、さらには、外国人労働者の受入れ拡充も図られている。
自ずと共働き世帯が増えることになる。周りを見れば、弁護士という職業はいまだ高望みができるものであるらしく、奥方が専業主婦という家庭が多いように見受けられる(私の周りで、子どもがいる家庭で専門職でもない奥方を労働から解放させていないのは、私のほかにはほぼいないのではないかと思われる)。
そのような環境のためか(ちなみに、近隣に住む妻のママ友も、ほぼ専業主婦という状況にある)、妻には常日頃(というと言い過ぎか…)愚痴をこぼされることになるわけだが、「それが世間のトレンドなんだって!仕様がないじゃん!」とキレるわけでも、理由ともつかないことで言い逃れをするわけでもなく、私は私なりの見立てに基づいてそのような労働を課しているのであるから理解してもらいたい。
その代わりといっては何だが、私は私なりに家事労働に勤しんでいる。
まずは平日。朝は、子どもたちの歯磨きと洗顔が私の役割であり(最近はそれに加え食器洗いもほぼ定着している)、夜は、風呂掃除、子どもたちの歯磨きと風呂入れ、洗濯物たたみ、子どもたちの翌日の荷物の確認と洋服の準備、長男の宿題の確認、洗濯物干し(週2日くらい)が私の役割である。3年くらい前まではさらに就寝前の子どもたちへの本の読み聞かせも私の役割だったが、子どもたちが自分で勝手に本を読むようになったので、それからは解放(これが思ったより時間と労力がかかる)。
次に土日祝日。朝・昼・晩の食事作り、掃除、洗濯、洗濯物干し、子どもたちの歯磨き(夜だけ)と風呂入れ、洗濯物たたみ、週明けの子どもたちの荷物の確認、翌週の晩ご飯の作り置き(メイン3日分と副菜をいくつか)が私の役割である(土日祝日の役割については、特に決めたわけではないが、なぜかそうなっている)。日曜日と祝日は、それに加えて子どもたちを外へ遊びに連れて行くのも私の役割になる。
弁護士業と家事労働のダブルワークかっつーの。まあそれも最近流行りの副業ってやつですか。直接の対価はありませんが。