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2023/03/16 お遊戯会

泣きの竜

先月(2023年2月)、幼稚園の年長組に通う息子のお遊戯会が地元の市役所のホールで開かれました。当日は、コロナの感染対策のために、園児も保護者も幼稚園の先生達も、全員マスクを付けることが原則でしたが、演技中の園児だけはマスクを外すことになっていたので、息子や他の園児達が舞台上で演技をするときも、緊張している様子や真剣な表情、はにかんでいる笑顔などがよく見えました(見ている私の涙腺は崩壊しました。2022年4月28日の記事ご参照)。

思い起こせば、息子が年中組だった昨年のお遊戯会は、演技中の園児もマスクを付けていましたし、年少組だった一昨年は、そもそもお遊戯会自体が開催されませんでした。さらに遡れば、息子が幼稚園に入った2020年4月はコロナの第一波がピークにさしかかる頃で、私がたまに幼稚園を訪れた際、息子を含む園児達が全員マスクを付けている様子を見て、少なからずギョッとし、早くマスクが外せますようにと心の中で願ったものでした。

ところが、それからあっという間に3年が経って、息子は卒園を目前に控える時期となり、結局、入園から卒園までマスクを付けて幼稚園に通うことになりました。私にとっても、幼稚園児のマスクはすっかり当り前のものとなり、もはや何の違和感も覚えなくなっていたのですが、先日のお遊戯会で、マスクを付けない園児達が舞台上でいろいろな表情をしながら懸命に演技したり踊ったりしている様子を見て、やっぱりこれが本来の姿なんだなと、コロナ前の感覚を取り戻したような気持ちなりました。 幼稚園の先生や友達は、幼児にとって生まれて初めて親しく接する家族以外の他人であり、そのような人々が全員、顔の下半分をマスクで覆っている状況というのは、考えてみればかなりシュールで、子供にとって良い影響があるはずがありません。先日、政府がマスクの着用を個人の判断に委ねるとし、息子の通う幼稚園や、これから通う公立の小学校でも、生徒によるマスクの着用は緩和される見込みらしいのですが、子供達が他人の表情を十分に観察しながらコミュニケーションをとれる状況が、少しでも早く復活してほしいと思います。