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2025/02/20 ペーパードライバー脱出譚

紙の地図で運転は不可能

ゴルフで遠出をすることが増え、そろそろ自分で車を運転しなければならない状況に追い込まれている。私の場合、複数人で集合して乗り合わせていくことが多いのだが、いつの間にかホームグラウンドが栃木(しかも宇都宮よりも北)になってしまったので、集合時間が朝4時台や5時台はざらである。ご近所の鳥類より早く活動しているかもしれない。その時間だともちろん始発電車でも間に合わないので、車で行かざるを得ない。

しかし、運転免許をとってからというもの一度も運転せず、既に10年以上が経過した。金色に輝く免許証は、身分証明の時にしか使わない、そう、まごうことなきペーパードライバーなのである。

ただ、私の場合は、自発的にペーパードライバーになったのである。

運転免許を取る前に運転傾向などを算出する適性検査があるが、導き出された教えは、「自分の運動神経をアテにしてはいけません。」。その後、教習所で実際に車を運転するわけであるが、指導員から、「あなたは本能と感覚で運転しています。」(どういうこと??)という呪いのような言葉を浴びせられ、運転免許を取る前からこれらの言葉が渦巻き、早々に運転をあきらめたのである。

個人的には、このレッテルも馬鹿にはできないと考えている。数年前から、カスハラ等の対策のため、タクシーでもドライバーの氏名掲示をしなくて良いようになったらしいが、旧来、助手席の前にあったあの身分証の下に、「ドライバー歴15年」とか「安全運転に努めて参ります」とかではなく、「運動神経・本能・感覚で運転して参ります」と書いてあったとしたら、どうだろうか。その車にはまず乗らないだろう。

その他の理由としては、私の地元は冬は雪が積もることもあり、雪道は難しいと忌避し続けていたら、ついには一回も運転しなくなった。

要するに、これまではなんだかんだと理由をつけて運転を放棄していても問題なかったわけであるが、いよいよ運転をしなければならないかもしれない。 今後、運転するとすれば、まずは教習所に行って、ペーパードライバー講習を受けた方がいいのだろうか。それとも、いきなり公道に出て家の周りをひたすら走って練習すればよいか。でも、もし高級車にぶつけてしまったら、修理費用が高くつくなあ。それよりも自転車が急に飛び出してきたらどうしようか。左から強引に抜かされるときもあるんだよねえ。…色々考え始めると腰が重い。ペーパードライバーから脱出したという方、まずは何から始めればいいか、教えてください。