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2022/10/24 レコメンド

最近の発見はお一人様ビジホ飲み動画

ここ数年の生活環境の変化も相まって、YouTube等の動画投稿サイトを視聴する機会が増えた。

最近はいわゆる隙間時間に視聴するという枠を超えて、スポーツ、音楽、自動車、ファッション、趣味等から、ウクライナ戦況等の時事、経済情報まで幅広い情報を収集するためのツールの一つとして視聴する習慣がついてしまったように思う。

動画を視聴していくうちに、視聴履歴等に基づいてこちらが好みそうな動画をAIが選別してくれるので、視聴したい動画を探し出す手間が省け、ついつい、次から次へと動画を連続視聴するチェーン視聴にもつながってしまう。

このようなレコメンド(リコメンド)機能は基本的には大変ありがたいのだが、時に、過去の視聴履歴等に親和性の高い情報ばかりが提示されることで、相対的に、それ以外の情報に接する機会は減っているように感じることがある。

たとえば、他世代に人気のYouTuberや動画がニュースになったとき、そのYouTuberがチャンネル登録者数数百万人規模(日本でTop100圏内)であっても、全く知らないことが少なくない(それ自体は知ってどうなるものでもないが・・・)。自分のアカウントには全くレコメンドされないのだ。

趣味趣向等も多様化した現在では世代によらず興味をもつ事柄も異なるのだから、そのこと自体は仕方ないし、悪いことでもないと思うが、レコメンド機能に頼り切って取得情報を選択し続けていると、得られる情報が固定化してしまう面があるのではないかと感じる瞬間でもある。

何度もいうが、レコメンド機能自体は、検索する手間が省けるし、検索ではたどり着けなかったかもしれないコンテンツを知ることができるので、ありがたい機能である。

いまや多かれ少なかれ、PCやスマホに入っているようなアプリ等では、AIによる趣味趣向、年代、家族構成、収入等の分析や、その結果に基づく効率的な情報の選別、広告等の表示が行われている。

だが、たまには、特定のアカウントからログアウトしてこれまでの視聴履歴等に基づくレコメンド機能が制限される時間を作ったり、別のサイト、ブラウザ、アプリ、端末に切り替えてみたり、入ってくる情報が変わるようにしてみると、新しい発見があるかもしれない。