2020/05/15 人は見た目がなんとやら
私はやりませんが
少し前ですが,今般のコロナ禍及び,それに伴いリモートワークが活発に行われるに至ったことにより,スーツの上着やシャツだけが売れ行き好調になった,という報道に接しました。その理由はご想像のとおりで,テレビ会議やビデオ通話の場面で,カメラに映る上半身だけフォーマルな服を着て,下半身はゆったりした服を選ぶ人が増えている,ということのようです。
時代や場面が変われば美意識も変わる,ということであるのかもしれません(少し違うか)が,ここで思い出したのが,特に昭和後期生まれの少年少女はよくご存じであろう某マンガ作品に登場する,前半分しかない衣服がトレードマークのキャラクターです(本名は,貧保耐三というそうです)。カメラに映るところだけきちんとしていればよい,という発想であれば,あのスタイルでもなんとかなるのでないか,と思うのです。ウェブカメラの映像は,往々にしてやや粗い印象もあり,ますます成功を予感させます。
考えてみれば,彼の出で立ちは,このような時代が到来することを予感してのものであったのかもしれません。時代が早すぎた,ということでしょうか。極めて自由な社風で,かつ,理解ある上司や同僚に恵まれた方に限られるかもしれませんが,長引く自粛生活の潤いに,彼のスタイルを試してみられてはいかがでしょうか。