旅行の楽しみの一つは、ご当地の手土産選びです。私は旅行に行く前に、

『新訂版 全国 五つ星の手みやげ』（岸朝子選・東京書籍）

という本で当地の銘菓を調べ、手土産を選ぶようにしています。

　　もちろん、自分でも食べます。何種類も買って、家に帰ってから食べ比べをして、あーでもない、こーでもないと品評するのが楽しいのです。

　　昨年（平成２７年）１２月の富山旅行のときに買ったのは、

・竹林堂の「甘酒饅頭」
・月世界本舗の「月世界」
・林盛堂本店の「おわら玉天」
・リブランの「甘金丹」

　　ご当地の銘菓店は、中心地から離れたところにあったりして、都合よくターミナル駅では手に入らなかったりするのですが、さすが、北陸新幹線が開通した富山駅は観光に力を入れています。「きときと市場 とやマルシェ」という広大な土産物売り場に、ご当地の銘菓店が勢ぞろいしていて、欲しかった手土産をほぼすべて買うことができました。

　　唯一、買えなかったのがこれです。

・五郎丸屋の「薄氷」

　　「きときと市場 とやマルシェ」に五郎丸屋の売り場を見つけたのですが、陳列棚に売り物が一つもありません。お店の人に聞いてみたところ、

　　「ラグビーワールドカップで五郎丸歩選手が活躍したために、名前つながりでテレビで取り上げられ、それ以来、売り切れ状態です。入荷の予定もわかりません。」

とのことでした。アチャー。それはしょうがない。
　　五郎丸ブームが終わるまで待つしかないとあきらめました。

　　ところが・・・

　　職場（有楽町）から歩いて数分の交通会館内に、「いきいき富山館」という富山県のアンテナショップがあるのですが・・・

　　そこで、普通に、五郎丸屋の「薄氷」が売っていました・・・