年末から正月にかけて、帰省した実家で物置を片付けるのが恒例になりつつあります。
毎回、思いもよらぬ発見があります。
今回は、１８歳の時の日記を見つけました。
ついつい片付けの手を止めて、読み始めてしまいます。

「１月１日 この大学受験を控えた正月に、あえて日記を始めることにした・・・」
どうやら、高３の正月から書き始めた日記のようです。
それにしても、受験直前のタイミングで日記を始めるというのは、どうなんでしょう？現実逃避でしょうか？
「１月１４日 英語●点、数学●点、国語●点・・・合計●点。まあまあではないか？・・・」
そうそう、センター試験までは悪くなかったんですよ。
以降、２月まで、勉強した時間の記録や、やるべき勉強のメモ書きなどが続きます。

「２月２５日 地理で４５０字作文を６００字書くミス。痛い・・・」
あの瞬間、私の現役時代が終わりました。

「３月２７日 岸田秀『ものぐさ精神分析』読了。一人ひとりの人間だけでなく、国単位でも精神分析が可能だとは恐れ入った・・・」
３月から４月中旬の日記は、読んだ本の感想ばかりです。
浪人したんだから受験勉強をしましょうね、という感じです。

「４月２８日 なんか成績がめっちゃ上がってるんですけど・・・」
錯覚です。合格者が上からゴソッといなくなった模試だからそう感じるだけです。
でも、この錯覚が、その後の受験勉強のモチベーションになりました。

・・・え？
続きはありません。
日記は４月２８日で終わっています。
飽き性の私らしく、わずか４か月しか日記は続かなかったようです。
それでも、その短い日記のおかげで、久しぶりに受験生だったころの気分を思い出し、甘酸っぱい気持ちになりました。

もうすぐセンター試験ですね。受験生のみなさん、頑張ってください！