2015/10/16 柴犬に対する偏愛
I・T
犬派猫派でいうと,私は断然犬派である(小学生の頃,通学路に毎日私にまとわりついてくる黒猫がいて,それがトラウマになっていることもあり,猫はやや苦手である。)。そして,犬の中でも大の柴犬好きである。街中で柴犬を見るとなでたい衝動に駆られ,思わずニヤついてしまう。
柴犬にここまで思い入れがあるのは,過去に柴犬を飼ったことがあり,その良さを知っていることが大きい。
柴犬の良さは何といってもその愛想のなさである。
柴犬は媚びない。人間に飼われつつも,その威厳を保ち,人間と犬との間にある境界を越えてこないし,こちらが越えてくることも拒む(少なくとも私が飼っていた柴犬はそうだった。)。私が飼っていた柴犬は,私が犬小屋に手を入れようとすると拒否反応を示し,たまに良かれと思って家の中に入れても(外飼いだった。),すぐに外に出たがった(単になついてなかっただけではないかとの疑問については,根拠はないが否定させてもらう。)。
ムツゴロウさんに言わせると,柴犬は「貴婦人」であり,犬の中でもオオカミの血を色濃く残していることから,どこかすましたようなところがあるとのことである。
私が飼っていた柴犬はとうに死んでしまったが,今でも柴犬を見かけると昔のことを思い出す。
1年ほど前,柴犬を飼おうか考えたことがあった。そのときは結局犬を飼うことに伴う責任の大きさ等から断念したのだが,40歳になっても独身であった場合(あと5年である。),再度検討する予定である(親からは反対されそうであるが・・・)。