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2023/03/16 琥珀色の魅力

サイドマウンテン

 当事務所の近くには言わずと知れた大型家電量販店があるが,同店内には酒売場もあるため,ウイスキー好きの私は,ちょっとした買い物で同店に行ったついでに同売場に立ち寄って,ウイスキーのラインナップを見る(そしてたまに衝動買いする)のが日課になっている。

 テレビドラマの影響で日本にウイスキーブームがきて久しく,乾杯はビールではなくハイボールという人も増えたと思われるが,ウイスキーは樽で熟成を行わなければならない関係上(10年以上などザラである),消費量が爆発的に増えたからといって,直ちに供給できないのがつらいところである。

 実際,上記の酒売場を見てみると,ウイスキー人気をいやでも実感する。件のテレビドラマが放送された2014年以降,「山﨑」「響」などの有名どころのジャパニーズウイスキーは市場から一気に姿を消してしまったし,近年ではスコッチなどの海外のウイスキーも品薄になってきている気がする。例えば,「ボウモア」でいえば12年,15年,18年,「マッカラン」の12年,18年あたりは常に在庫があった記憶なのだが,最近は見かけないことが多い(ウン十万円以上するものは売っているが,気軽に買えるはずもなく)。

 また,事務所近くにある行きつけのウイスキーバーで話を聞いてみても,やはり入荷がかなり少ないらしい。仮に入荷があったとしても,金額が以前のそれとは全然違うらしく,なるほどメニューを見てみると,私が記憶している4~5年前の価格からは驚くほど値上がりしている。30年以上の長期熟成ウイスキーを頼もうものなら,価格は1杯約2万円である。

 とはいえ悪いことばかりではない。ウイスキーブームの到来が契機となったかはわからないが,日本各地で様々なウイスキーが作られるようになった。ジャパニーズウイスキーといえば,上記で挙げた「山﨑」「響」のほか「白州」「知多」などが有名であり,これらはいずれも大手酒メーカーが販売している銘柄であるが,各地域に根差した比較的小規模な蒸留所で作られるウイスキー(いわゆる「クラフトウイスキー」)が近年ではかなり増えている。その代表例は,埼玉県秩父市の「イチローズモルト」であろう。

 私の場合,ウイスキーをお店で購入するほか,ふるさと納税の返礼品で入手することも多いのだが(「イチローズモルト」に至っては,秩父市に何回ふるさと納税したかわからない),ふるさと納税のサイトなどでカテゴリーを「ウイスキー」に設定してみると,本当に種類が多い。滋賀県長浜市の「アマハガン」,福島県郡山市の「963」あたりは何種類か注文したが,概ね美味であった。  最近は,BSでウイスキーを題材にしたドラマがやっていたり,youtubeでもウイスキーに関するチャンネルが増えたりしているので,これらを見ながらウイスキーを楽しむのが至福の時間でる。