2020/10/16 稲作をしてみました
生物係
今年の3月,父から届いた煎餅の飾りに稲穂が数本入っていたので,ステイホーム期間を通じて,ちょっとした栽培をしてみようと思い立ち,この稲穂を利用して稲作をしてみました(※某俳優が出演しているCM「自給自足」に影響を受けたわけではありません)。
まず,稲の実を紙コップに入れて水につけ,水を定期的に変えながら発芽させて,ある程度苗を成長させた後,土を入れたプラスチックケースに移し替えて田植えをし,様子を見ながら水を入れ替えました。
夏場は,土がすぐ乾くので,ほぼ毎朝,出勤前に水やりをしていました。そんなプラスチックケース稲作でも無事に稲穂ができ,先月9月に収穫しました。
収穫したお米ですが,妻や子供たちからは,プラスチックケースで育てたお米など絶対に食べないと強く言われていますので,私が有り難く独り占めする予定です。と言っても,収穫量は,茶碗3分の1ぐらいの量であるため,5分粥ぐらいにしかなりませんし,籾摺りをした後の話になります。
籾摺りは,すり鉢を使って,ゴマすりをするようにするとできるようなのですが,我が家にすり鉢が置いておらず,勝手にすり鉢セットを購入すると,誰かさんから激しく怒られそうなので,何か代替案がないか思案に暮れています。
今回のちょっとした稲作を通じて,日常的に食べるお米が,相当の労力,費用をかけて作り上げられたものであることを実感しましたので,生産者の方々への感謝の気持ちを忘れないようにしたいと思います。
プラスチックケース内と言っても,ちょっとした青田の風景に稲の生命力を感じ,コロナ禍で気が滅入るなか,心を癒してくれましたので,来年も稲作をやろうかなと考えております。バケツでも簡単にできますので,もし良ければお試しください。