2020/08/17 積年の悩み
あくまで個人の感想です
脈絡もないが,昔からアレルギー性鼻炎である。
いつから発症したかは正確には思い出せないが,おそらく小学校低学年くらいには既に悩まされていたように思う。
鼻炎のデメリットを挙げるときりがない。朝起きるのがつらい,集中力が続かないといったほかに,いつ発症するか分からないというストレスもある。山林レジャーもつらい。自分からアレルギー発生源(花粉)に近づく以上,高い確率で発症するわけだが,ひとたび発症するとレジャー気分が雲散霧消する。
正直,昔からの持病であるため,これまで適当にパ●ロン,ア●グラなどの市販薬でだましだまし生きていた。しかし,最近は春先だけではなく,夏や秋も悪化することも多くストレスが増していることや,コロナ禍で時間に余裕もあることもあって,先日突発的に,「もう嫌だ!抜本的に解決する!」という気持ちになった。
そんなこんなで解決策をざっと調べたところ,短期で効果があり,リスクが少なそうな手法として,レーザー治療にたどり着いた。
レーザー治療とは,炭酸ガスレーザーを鼻の粘膜に照射してアレルギー性鼻炎を治療する方法で,1980年代から日本全国で行われている安全な治療法とのことである。仕組みとしては,アレルギーの原因となる抗原が鼻粘膜に侵入するのを予防し,鼻粘膜の反応を弱くすることで,症状が緩和されるようである。
当該治療は,健康保険が適用され,総額1万円程度で実施できること(3割負担),1時間程度で終わること,リスクも大してないとのこと(デメリットは,効果がない人も1割程度いること,治療の効果は一般的に約2年程度しか持たず,いずれ再治療が必要であること)から,早速チャレンジすることにした。
体験した感想としては,医者の技量や症状の程度にもよるのかもしれないが,やはりレーザー治療はそれなりに痛いということである。麻酔は鼻にガーゼを詰める簡易なやり方なので,鼻の奥までレーザーを当てられると,「そこは麻酔効いてないでしょ!」という痛い部分もあるし,焦げる匂いも結構する。やはり,何の犠牲もなく,約2年間の安寧が得られるわけではないということだ。等価交換なのである。
もっとも,その後の経過としては,治療直後はいつもより酷い鼻炎になったが(これは既定路線のようである),術後1週間が経過するころには,確かに以前よりも鼻炎が緩和されていた。評価は2年後に下す予定であるが,現時点では,流石30年以上の歴史を持つ治療法といわざるを得ない。
コロナ禍で鬱憤が溜まりやすいが,懸念事項を片付けるにはいい機会と思った次第である。