2016/05/16 赤ちゃんをおんぶして自転車運転はOK??
スマイルコアラ
ちょっとスーパーまで・・。ちょっと近くの公園まで・・・。
ちょっと乗りに何かと便利な自転車。
小さなお子さんをお持ちの方にとっては,生活必需品といえるのではないでしょうか。
ところが,子供を乗せての自転車運転は,危険が多いというのも事実。
先日も,東京で,生後7か月の赤ちゃんをおんぶした母親が,自転車で道路を横断中に乗用車と接触して転倒し,頭を強打した赤ちゃんが亡くなってしまったという何とも痛ましい事故が起きたばかりです。
この事件に関し,ネット上で,
赤ちゃんをおんぶして自転車に乗るなんて非常識,ありえない
というような厳しい意見を多数,目にしたのですが,
赤ちゃんをおんぶして自転車を運転すること
それ自体は,違反行為ではありません。
自転車への幼児の乗せ方については,
各都道府県の道路交通規則ないし道路交通細則に規定されています。
例えば,東京都であれば,
一般の自転車では,
・幼児1人を幼児用座席に座らせる,又は,おんぶする。
・幼児1人を幼児用座席に座らせ,もう一人をおんぶする。
幼児2人乗用自転車であれば,
・幼児1人を幼児用座席に座らせる,又は,おんぶする。
・幼児1人を幼児用座席に座らせ,もう一人をおんぶする。
・幼児2人を幼児用座席に座らせる。
*幼児2人を乗車させた場合,運転者は幼児をおんぶすることはできません。
という乗せ方ができます。
(ちなみに,幼児用座席に乗せられるのは6歳未満の子供です。)
ただし,赤ちゃんひとりをおんぶするだけでも,重心が高くなり,
想像以上にふらつきますし,重みが加わる分,ブレーキの効きも悪くなってしまいます。
子育て中にはとても便利な自転車ですが,
危険予測をしっかりして,いつも以上に安全運転に気を付けましょう。