2026/08/17 転売ヤーはいなくならない
それもまた思い出の一つ
子育ての楽しさの一つとして、「幼少期の回顧」があると思う。子どもは、成長につれ、次々と新しいアニメやおもちゃに興味をもつわけであるが、子どもと一緒にそれらを見ていると、「自分が見ていた頃からずっと続いてたんだな~」とか、「こんな展開になっていたのか・・・」など、ノスタルジックな思いにかられる。
そして、我が家の息子の最近のブームは、「ポケモン」である。私が知っている限りでは、ポケモンの数はせいぜい151匹+αぐらいだったものだが、いまや1000匹を超えるようである。息子がポケモン縛りで「しりとり勝負」を仕掛けてくるのだが、こちらの持ち球は初期ポケモンしかなく、到底勝てるはずもないのだが、息子とのしりとりを通じて、日々、自分が見ていなかった期間のポケモンにつき、強制アップデートさせられている。
さて、ポケモンに興味をもった息子であるが、当然、その流れとして「ポケモンカード」も欲しいと主張するようになった。自分も同じように各種トレカの購入を親にねだった記憶があるので、多少は買ってやるかという気持ちにもなる。しかし、噂では聞いていたが、これがまた正規ルートで入手するのが非常に難しいという状況が続いている(そもそも正規店舗では滅多に見かけることができず、抽選販売によることも多い)。
「なんでポケモンカードが?」と思うが、カードによっては、最高時には、販売価格1枚40円程度のカード(5枚で180円~200円)が1000万円以上の値段を付けたこともあるようである。当該カードも今では全盛期の5分の1以下の市場価格に収まっているようだが、その財産的価値たるや、有価証券の対象に含まれていても違和感はない。そう、結局、ここにも無数の「転売ヤー」が存在するのであり、子どもたちによる購入ハードルを格段に上げているのである。
当然、正規の店舗は、創意工夫を重ねて転売対策に工夫をしているのであるが、これまた、転売ヤーとのイタチごっこが続いている状況にある。その対応は、千差万別の状況にあるが、一例としては、つぎのようなものがある。
・携帯アプリによって申込を一人1回しかできないようにする。
←アプリの解約・再インストトールで複数申込ができた例などもあり、店舗が、対応の甘さを糾弾される始末に・・・。
・店舗では中学生までしか買えない。
←そこそこ効果的だ。流石に身分を活かして転売に興じる中学生はいないと思いたい。中学生以下を利用した転売ヤーがいないことを祈るのみである。
・店舗でカードの箱と包装(シュリンク)を破棄して当選者に販売
←なんだそれは?と思うが、結局、「箱と包装」があることがレアカードを抜かれていないという保証となり(ごにょごにょした方法でそれが可能なようだ)、「箱と包装」が市場で高く転売する前提にあるようだ。そう思うと、中々効果的な手法である。
・購入応募の前提として過去の一定取引(金額の利用)を要求するもの
←抱き合わせによる店舗の利益確保ではないかとは思う面もあるが、転売ヤー排除としては、確かに効果的だ。しかし、転売するつもりがなくとも、過去の取引履歴がなくて応募できないという事態にも・・・。
・マイナンバーカードを利用しての本人認証によるオンライン販売
←効果は絶大だ。ただ、普通の店舗がすぐにそこまでできるか、という問題があろう。
そんなこんなで、そういった転売ヤーたちに屈しない正規店舗の努力(?)に感謝しつつ、正規ルートで入手したポケモンカードに喜ぶ息子を見ると、こちらの喜びもひとしおである。
きっと、他のアニメやおもちゃと同じで、そのうち息子もポケモンから卒業する日がきて、転売ヤーとの闘い(?)も懐かしく思うのだろうと思いながら、息子の成長を見守る今日この頃である。
