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2014/09/17 頑張れつくばエクスプレス

TXの男

  昨年末ころに諸事情により,千葉県某市に引っ越しをし,つくばエクスプレスなる路線を使用して通勤することになった。これまで全く縁のない路線であったこともあり,大して興味もなかったのであるが,毎日乗る電車であることから否が応でも興味を持たざるを得なくなってしまった。そこで,今回は,私が10か月ほど乗った,つくばエクスプレスの魅力をお伝えしたいと思う。

  魅力その1 なんといっても関東圏ではもっとも新しい鉄道ということで,綺麗である。

まだ開業して9年ほどしか経っていないことから,駅の設備,電車などを含めて非常に新しい。


  魅力その2 速い。

路線や鉄道車両の設計がこれまでの鉄道の経験を活かされているためか,非常に速い。時速130キロは出るらしい。設計上は160キロも大丈夫とのこと。そのおかげで,東京から30キロもある最寄り駅まで30分足らずで到着する。なお,中央線だと立川が同じくらいの距離であるので,立川まで約1時間ほどかかることを考えれば,かなりの速さであることがわかる。


  魅力その3 遅延が少ない。

すべて高架の路線で踏切がなく,しかも全駅ホームドア設置のため,事故による運転休止や遅延がほぼない。先日,開業して初めて事故が発生したらしく,事故の経験のない同鉄道は対応に非常に手間取り,復旧するまでにかなりの時間を要したくらいである(私は,よりによってこの日に地方出張が入っていたため,新幹線に間に合わせるべく必死になって移動した・・・)。また,線路をすべて囲われているためか,風雨,雪などの影響もあまり受けず,台風の日や雪の日でも他の鉄道が止まっても運行していることがある。


  魅力その4 マスコットキャラクターが意外とかわいい。

同路線では全く推しておらず,グッズも売っていないが,スピーフィという名前の同路線の車両をキャラクターにしたマスコットがあり,これが意外とかわいい。ただ,有名な犬の某キャラクターを模倣したようなネーミングセンスがいただけないが。

  これだけの魅力だけでも,興味が出てくる方もいらっしゃると思うが,良い点だけを挙げてもつくばエクスプレスの本当の魅力はわからないので,魅力を阻害している事情も触れておきたい。


  事情その1 人が多い。

開業して順調に人口が増加したため(途中駅では駅前に大規模なマンション開発や宅地の造成が行われており,一日の乗降人数が27万人を突破したらしい。),通勤で使用する人が非常に多い。また,当初は某ニュータウンの失敗などで赤字となっている路線の反省からか,たったの6両で編製されているため,朝晩のラッシュが大変である。これまで朝の通勤で座れたことはない。


  事情その2 乗り換えが不便

最後発の路線ということもあり,都心までの乗り入れが地下深いところを通らざるを得ず,乗り換えが非常に大変である。朝などは人の列が地上までつながっており,蟻になった気分を味わえる。

  魅力を阻害する事情はこれくらいである。この2つさえ改善してくれれば素敵な路線となること間違いなしなのである。素晴らしいことに,つくばエクスプレスもこれを考えているらしく,人の多さには6両編成を8両編成とすることで対応するということであり,乗り換えについては,秋葉原発着を東京発着まで延伸するということである。ただ,最大の問題は,これがいつ実現するかはあくまで予定ということで不明という点である。快適な通勤のために,つくばエクスプレスには頑張って欲しいのである。