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2024/11/17 26年ぶりの歓喜

ミーハーの語源は「みぃちゃん」と「はぁちゃん」(諸説あり)

私の地元横浜を本拠地とする横浜DeNAベイスターズ(以下「ベイスターズ」という。)が、去る11月3日、日本シリーズで福岡ソフトバンクホークス(以下「ソフトバンク」という。)を破り、実に26年ぶりの日本一のプロ野球球団となった。

本拠地の横浜スタジアムで2連敗を喫したときは、このまま1勝もせずに終わるのではないかという不安がよぎったが、何と敵地みずほPayPayドーム福岡で3連勝、そして、本拠地の横浜スタジアムへ戻ったベイスターズは、勢いそのままに11月3日に11対2で大勝し、通算4勝2敗で日本一を決めたのである。

なお、個人的には、翌11月4日が妻の誕生日であり、一人で日本シリーズの中継を見ているわけにもいかなかったので、11月3日に日本一を決めたベイスターズには二重に感謝をした。

今回のベイスターズの日本一は、ペナントレースでのセリーグ3位(71勝69敗の貯金2)からクライマックスシリーズで同2位の阪神タイガース、同1位の読売ジャイアンツを破り、そして、同パリーグ1位のソフトバンク(91勝49敗の貯金42)を破って成し遂げたことで、「下剋上」だとも言われている。

なお、「下剋上」とは、ご存知のとおり、下が上に「剋つ」(かつ)という意味であり、日本史においては、身分の低い者が高い者を政治的・軍事的に打倒し、権力を奪取する行為を指し、戦国時代の象徴とされているとのことである。

日本のプロ野球におけるクライマックスシリーズとは、セリーグ、パリーグそれぞれのペナントレースで1位から3位となった球団が、日本シリーズ進出をかけてトーナメント方式で争う、いわゆるプレーオフである。

このクライマックスシリーズが両リーグで正式に導入されたのが2007年シーズンからとのことであるが、これによりペナントレースで優勝できなかった2位又は3位のチームでも日本シリーズに進出し、日本一になる可能性が生まれたわけである。

今回のベイスターズは正に上記の可能性に該当したわけだが、これによりリーグでの優勝回数(2回)よりも日本一の回数(3回)が多い唯一の球団になったのである。

さて、思い起こせば26年前にも、マシンガン打線に大魔神と投打で強力な戦力を有して人気を誇っていたベイスターズが日本一となったが、これも実に38年ぶりのことであった。その当時、高校生だった私は、日本一の瞬間、伊勢佐木町で歓喜の渦の中にいたことをよく覚えている。

そして、26年後の私は、日本シリーズの全試合をテレビで観戦し、今年11月3日には、自宅で一人(妻子に白い目で見られながら)、歓喜の雄叫びをあげていた。

…かくいう私であるが、26年前も現在も、普段は殆どと言っていいほど野球その他のスポーツ観戦をすることはなく、野球にあまり興味を持っているわけでもない。

そうであるにもかかわらず、今回のベイスターズの日本一や昨年のWBCの世界一の際には食い入るように試合に見入ってしまった。

これが、野球に限らずスポーツその他エンターテイメントが人を惹きつける魅力というものなのであろう…。