2013/12/16 <日本の端っこを歩く>
端っこ好き弁護士
皆さんは本州の四端をご存知だろうか。
最北端は青森県下北半島にある大間崎,
最南端は和歌山県串本町にある潮岬,
最西端は山口県下関市にある毘沙ノ鼻,
そして,最東端は岩手県宮古市にあるトドヶ崎である。
大間崎を訪れてから3年半,今秋遂に本州四端を踏破した。
最後に訪れたのが最東端の地,トドヶ崎。
ここは本州四端踏破の旅の最難所であろう。
ふもとの駐車場に車を停めてから(この駐車場に辿り着くまでも難関だ。)
勾配の激しい山道を歩かなければならず,車では決して行くことのできない秘境である。
(北・南・西の三端は,石碑のかなり近くまで車で行くことができる。)
自然歩道の入り口には「熊出没注意」の看板が立てられており,
実際に目撃情報もあるらしい。
地元の方に「熊に注意しろ!」と助言を受けたこともあり,
アップダウンの激しい山道を熊と遭遇する恐怖に怯え
ヒーヒーと悲鳴を上げながら歩くこと1時間強・・・
ようやくトドヶ崎灯台に到達した。
断崖の上に無人灯台と本州最東端の碑がひっそりと立っており,
他には何もない。誰もいない。
ただ,おおらかに弧を描く水平線が見える風景は,いかにも端っこであり,
「最果て」感が実に漂う絶景であった。
本州の端っこを歩く旅。
マニアックな旅ではあるが,
旅好きで,車の運転好きで,忍耐強い方。
あとは,ここまで来たら…という執念を持っている方。
達成感は大いにある。
端っこ目指して旅に出てみてはいかがだろうか。
さて,四端各地の絶景に魅了されすっかり端っこ好きになってしまった私は,
次なる目的として本土四端踏破の旅を計画中である。