2015/01/01 新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
新年を迎え,皆様いかがお過ごしでしょうか。
旧年中は,格別のお引き立てを賜り,厚く御礼申し上げます。
さて,当事務所は昨年12月に,新たに山本慎太郎弁護士を迎え,本年1月5日から本格的に業務に就いております。詳しくは,追って弁護士自己紹介欄に掲載をいたしますのでご覧いただきたいと思いますが,宜しくご指導,ご鞭撻を賜りますようお願いを申しあげます。
ここ数年,弁護士をとりまく環境は,弁護士人口の増員と法律業務独占化の緩和という要因により厳しい競争原理にさらされるようになった反面,本来,競争原理の下で「向上」するはずであった「質」は,一部でその低下がますます問題となってきたように感じられます。
個人であれ法人であれ,法的問題意識を持つことが一般的な習慣となりつつある現在,その解決のための中核を担うはずの弁護士が「頼りがいのない存在」と考えられてしまうことはあってはならない事態です。
私どもは,依頼者とのコミュニケーションを密にした法的サービスを提供させていただくことで,多くの方々に私どものことを身近に感じていただき,より深く知っていただくための工夫を図ることが必要であると考えます。
さらに知識と経験の共有化により所属弁護士の能力の向上,新人弁護士に対する「初期教育」を徹底することで,司法修習制度の変容により失われてしまった「弁護士のインフラ」を整備することを実現したいと思います。
そのうえで,私どもが扱うのは,大なり小なり紛争(悩み事)の解決であり,そこでは法律や理論の形式的な適用だけではない何かが求められることも多いと考えられます。通り一遍の法的見解を述べるだけで事足れりとするのではなく,個々の依頼者がどのような「充実感」を求めておられるのか,そのことを敏感に察知し,適切に対応できるようにしていきたいと考えています。
中堅弁護士のさらなる飛躍と若い人材の育成を進め,事務所全体としての取扱業務の幅と事件処理の緻密度において,特色ある法律事務所となるべく,中長期的な視点で事務所の構築を進めていきたいと思っております。
本年も当事務所をお引き立ていただきたく何とぞ宜しくお願い申し上げます。
平成27年1月吉日
弁護士法人小野総合法律事務所
代表社員 弁護士 小 野 孝 男
同 弁護士 庄 司 克 也
パートナー弁護士 近 藤 基
同 弁護士 芳 村 則 起
同 弁護士 湯 尻 淳 也
所属弁護士一同・事務局一同